- SESが退職代行を利用する理由
- SESが退職代行を利用するメリット・デメリット
- SESが退職代行を利用すべきパターン
- SESが退職代行を利用する際の注意点
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SES(システムエンジニアリングサービス)業界は、エンジニアが客先に常駐して業務を行うことが一般的です。
しかし、職場環境が異なる現場で働くことや定期的な契約更新による不安感、そして残業や長時間労働が当たり前とされる職場も少なくありません。
そのため、働き続ける中で精神的にも身体的にも負担がかかり、退職を考える人も増えています。
ただ、実際に退職を切り出すことが難しいと感じるケースも多いです。
そこでSES業界においても退職代行サービスが注目されるようになってきています。
この記事では、SESの方が退職代行サービスを利用するメリット・デメリット、利用すべきパターンや注意点などについて詳しく解説していきます。
SESの方でも退職代行サービスは利用可能です!
SES企業で働くエンジニアの方でも、退職代行サービスは利用可能です。
SESで働く方の中には、退職を考えて意思を伝えても「プロジェクトが終わるまで」「交代要員が見つかるまで」などの引き止めを受けるケースも少なくありません。
ですが、SES契約や企業とクライアントの間で交わされる契約なので、エンジニア自身に成果物を完成させる義務はありません。
民法でも無期雇用なら「雇用契約の解約はいつでも申し入れできる。申し入れから2週間が経過すると雇用契約が終了となる。」と書かれています。(https://laws.e-gov.go.jp/law/129AC0000000089より)
ですので、SESに限らず無期雇用なら、会社からの承諾がなくても退職の意思を伝えておけば2週間後に辞められることになります。
また、仮に有期雇用の方が会社を辞める場合には契約期間の満了を待つのが基本です。
SESが退職代行を使うと損害賠償請求される?
SESエンジニアとして客先で働いている方の中には「途中で辞めると関係が悪化して、会社から損害賠償請求をされるのでは?」と不安を感じている方もいます。
これについての結論としては、SESが退職代行で辞めても損害賠償請求されることはないでしょう。
会社が従業員にたいして損害賠償請求できるのは、「従業員が義務違反を犯す」「その行為で会社に損害を与えた」場合のみです。
退職代行を利用しても義務違反にならないので安心して依頼しましょう。
また労働基準法では、労働契約の不履行で賠償金を設定することは禁止されています(https://laws.e-gov.go.jp/law/322AC0000000049より)。
ただ、「退職前に無断欠勤を繰り返す」「引き継ぎを完全に拒否する」など、具体的な損害を与えれば損害賠償請求されてしまう恐れはあります。
法律面での心配がある方が退職代行を利用するなら、弁護士の運営するサービスに相談・依頼しましょう!
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SESが辞めづらさを感じる理由
SESエンジニアが退職代行の利用を考えるほど、「辞めづらい」と感じる理由は主に次の4つです。
上司・常駐先から引き止められている
人手不足の会社やプロジェクト途中の場合、辞めたいと伝えても引き止められる可能性が高いです。
常駐先はもちろん、取引先との関係を悪くさせたくない自社の上司が引き止めてくることもあります。
まだ契約期間中だから
年収や将来への不満・不安があっても、契約期間中だと辞めたいと言いづらいものです。
中には常駐先や自社の上司から「契約期間中だから辞められない、、、」などと言われるケースもあります。
しかし、無期雇用なら契約期間中でも退職することは可能です。
有期雇用の場合でも、条件を満たすことで辞めることができます!
人間関係が気まずくなるから
常駐先で働く方は「人間関係が気まずくならないかな?」という不安から辞められないこともあるでしょう。
プロジェクトの途中なら、誰かがいなくなれば他のメンバーの負担が増えるのは間違いないです。
残されたメンバーからは印象が悪くなるかもしれませんが、それを考えていては自力での退職もできなくなります。
その点、退職代行なら常駐先や自社の上司と直接顔を合わせることもないので、自力よりは気まずさを軽減できます。
退職を誰に伝えて良いかわからない
SESエンジニアの場合、自社と常駐先の両方と接点があるため「誰に退職を伝えれば良いかわからない、、、」ということもあります。
SESエンジニアはあくまでもSES企業の所属なので、自社の上司に伝えましょう。
退職代行サービスを利用する場合は、業者側に雇用主と勤務場所が違うこと伝えておくのがおすすめです!
SESが退職代行サービスを利用する際の3つのメリット
SESエンジニアの方が退職代行サービスを利用するメリットは次3つです。
利用するメリット①:自分から伝えないので精神的負担を軽減できる
退職代行サービスを利用することで、職場に直接辞意を伝えずに済むため、心理的な負担を軽減できます。
SES企業はエンジニアの数で売り上げが変わるため、退職したいと伝えると引き止められる可能性も高いです。
また職場内の空気的にも言い出しづらい状況の時も多いです。
退職代行であれば、上司・同僚と直接顔を合わせることがないので、ストレスフリーで辞められます。
利用するメリット②:即日退職も可能になる
退職代行の良いところは、即日退職も可能なところです。
- 有給をとっての即日退職
- やむを得ない事情からの即日退職
と、即日退職には2つのパターンがあります。
正社員であれば基本的に有給取得からの即日退職になるケースが多いでしょう。
有期・無期雇用のどちらの場合であっても、会社側の合意があれば即日退職が可能です!
利用するメリット③:トラブルも回避できる
SESエンジニアが契約期間中に辞めると、トラブルに巻き込まれることもあります。
- 退職の拒否や引き止め
- 退職届の不受理
- 上司・同僚からの嫌がらせ
- 給料・退職金の不払い など
自力で辞める場合に上のようなことが起きれば、退職を辞める方も出てくるはずです。
しかし、退職代行サービスであれば、有給取得や未払い賃金の請求などの交渉も行ってくれます。
会社との交渉は民間では行えないため、弁護士や労働組合のサービスに依頼しましょう!
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SESが退職代行サービスを利用する際のデメリット
SESの方が退職代行サービスを利用するにはデメリットも存在します。
費用はかかってしまう
SESだけでなく他の職業でもそうですが、退職代行を利用するなら費用がかかります。
その点、自力での退職ではお金はかかりません。
退職代行の利用を迷っている方の場合は、「会社から退職を拒否された」「引き止められた」際に依頼するのもありです。
円満退社は難しくなる
退職代行での退職は、いきなり辞めることになるので、これまでの人間関係に溝ができる可能性は高いです。
上司や同僚からは「無責任」「堪え性がない」など、何かしらネガティブな印象を持たれることはあります。
とはいえ、退職代行サービスを利用するにはそれなりの理由があるはずです。
『退職したいのに引き止められる』『過労から体調が悪くなりそう』などの状況を放置しておいても良い結果にはなりません。
退職代行サービスで辞めることに罪悪感を感じる必要もないでしょう。
お世話になった上司同僚がいるなら、その方だけにメールで挨拶しておくと気持ちも落ち着くかもしれません!
SESが退職代行サービスを利用すべきパターン
「退職代行を使うかかなり迷っている」という方は、サービスを利用した方が良いパターンについて知っておいた方が良いでしょう。
- 引き止めを受けている
- 「辞める」と言えない状況にある
- 出社すら厳しい状況にある
こうした場合は、退職代行を使わないと今いる状況から抜け出すことはできないでしょう。
特に体調不良などの原因が職場にあるのなら、休職したとしても、またぶり返してしまうだけです。
「今すぐに辞めたい」という状況にあるなら、上司や同僚などのことを考えるのではなく、まずは自分を優先して動くべきです。
”大切なのは将来のあなた自身”であることをもう一度思い返しましょう!
SESが退職代行サービスを利用する場合の流れ
SESの方が退職代行サービスを利用する場合も、一般的な会社員の方と同じです。
実際に依頼する前に「有給は取れるか」「退職金はもらえるか」「即日退職できるか」など、退職やサービスに関する不安や疑問を相談しましょう。
退職代行サービスでは、こうした事前相談は無料で行っている業者がほとんどです(一部弁護士事務所は除く)。
自分の中で納得ができたら、代行業者に依頼を行います。
正式に申し込みも完了したら、料金を支払います。
基本的に退職代行は前払いで料金を支払うシステムになっていますが、業者によっては後払いにも対応している事もあります。
支払い方法も業者によって若干異なりますが、クレジットカードや銀行振り込み、電子マネーなどが一般的です。
業者の方で支払い確認が取れると、具体的な退職に関する打ち合わせに入っていきます。
内容としては実施する日時や退職希望日、退職理由、会社への返却物の確認、その他会社側へ伝える事項などです。
打ち合わせた情報などを元に代行業者が勤務先への代行業務を開始します。
会社から依頼人に連絡がある場合も代行業者が間に入って伝えてくれるので、基本的に直接会社とやり取りすることはありません。
自分で退職届を作成することもありますが、中には代行業者の方でフォーマットを用意してくれるケースもあります。
会社へ退職の連絡が伝われば、退職届や返却物を郵送して完了となります。
代行業者によっては、転職支援や失業給付の申請などのサポートを行ってくれる会社もあります。
「会社との交渉がある」「未払い給与や残業代の請求がある」など、依頼する内容によっては、工程も増えます!
SESの退職代行サービスを利用する際の注意点
SESエンジニアの方が退職代行サービスを利用する場合、次のようなポイントにも注意しましょう。
注意点①:就業規則の確認をしておく
代行業者に依頼する前に、会社の就業規則や雇用契約書を確認しておきましょう。
こうした書類には、退職に必要な書類や退職金の支給日などが詳しく書かれています。
冊子での保管や共有フォルダへの保存されていることが多いので、うまく見つからない時には総務部や人事部に問い合わせてみましょう。
注意点②:弁護士・労働組合の代行業者を選ぶ
安心安全に退職したいなら、弁護士か労働組合の代行業者を選びましょう。
退職代行には民間・弁護士・労働組合のパターンがありますが、民間にできるのは会社への連絡だけです。
会社側が従業員の退職や有給取得などの拒否してきても、民間では対処できません。
その点、弁護士や労働組合であれば会社との様々な交渉や請求にも対応してくれます。
特にSESの場合は常駐先との関係を気にするため、退職の引き止めが行われることも少なくありません。
弁護士や労働組合であれば、会社がゴネてこようとしてもきちんと対処してくれます!
注意点③:最低限の引き継ぎは行うのがベスト
退職時の引き継ぎに法律的な義務はありません。
しかし、会社とのトラブルを避けるためには、可能な限り引き継ぎを行うのがベストです。
退職代行に依頼してしまえば、基本的には出社せずの退職になるので、事前に資料などを制作しておくと良いでしょう。
- 関係者や担当の名前・連絡先
- 担当業務の進捗状況
- 業務の具体的なやり方
- 資料の保管場所 など
引き継ぎ資料を無理をせずに可能な限り作っておきましょう!
注意点④:転職先は事前に見つけておく
体調不良などの状況を除き、転職先は在職中に探しておくのがおすすめです。
退職代行で辞めると思ったよりスムーズに退職できるケースが多いので、いきなり収入がストップすると不安が大きくなることもあるでしょう。
働きながらの転職活動は時間・身体的にもきついかもしれませんが、なるべくならある程度目安をつけておくのがベストです。
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SESの退職代行サービスの利用について:まとめ
今回は、SESの方が退職代行サービスを利用するメリット・デメリット、利用すべきパターンや注意点などについて詳しく解説してきました。
SES業界における退職代行の利用は、現場ごとに異なる労働環境や精神的なプレッシャーから解放される手段として注目されています。
職場環境が異なる現場で働くエンジニアにとって、退職の意思を伝えることは大きなストレス要因となることが多いです。
しかし、退職代行を利用することで精神的な負担を軽減しながらも、スムーズな退職が可能になります。
信頼できる代行サービスを選ぶことや口コミや評判を確認して慎重に検討する必要があります。
また、就業規則や契約内容を確認し、トラブルを回避しながら退職を進める準備も欠かせません。
SES経験を活かして新しい環境でスキルを発揮し、キャリアアップやライフバランスを重視することで、安定したキャリアを築くことができます。
退職代行サービスをうまく活用し、自分に合った新しいキャリアを歩むための一歩を踏み出してみましょう!
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