- 内定辞退の代行サービスの紹介
- 内定辞退の代行のメリット・デメリット
- 代行サービスを依頼した方が良い人の特徴
- 内定辞退が依頼できる代行業者の紹介
「他に良い条件の会社から内定をもらった」
「会社を詳しく調べたら悪い噂があった」
などの理由から内定を辞退するケースはめずらしくありません。
しかし、辞退する事を企業側に伝えようと思っても「怒られたらどうしよう」「面接でお世話になったし言いづらい」「内定承諾書を提出したけど、、、」と足踏みしてしまう方も多いはずです。
そうした意見を反映し、最近では”内定辞退の代行サービス”があることをご存知でしょうか?
そこで今回は、内定辞退の代行サービスの内容から、利用するメリット・デメリット、利用すべき人の特徴などについて解説していきます。
内定辞退の代行サービスとは?

内定辞退の代行サービスは、就職活動の過程で得た内定を辞退する際に、本人に代わってその手続きを行ってくれるサービスです。
近年、企業からの応募者への圧力が高まる中で精神的な負担や手続きの複雑さを理由に、このサービスを利用する人が増えてきています。
サービスの基本概要
内定辞退の代行サービスとは、本人に代わりに企業へ内定辞退の意向を伝え、必要な手続きを進めてくれる専門のサービスです。
就職活動が激化する中で、内定を複数獲得した結果、辞退の連絡を入れることに精神的なプレッシャーを感じる方が増えています。
このような背景から、内定辞退の代行を依頼するニーズが高まっているのです。
特に社会人経験が浅い20代や、ブランク明けで再就職を目指す40代の方にも需要があります。

弁護士や退職代行サービスを展開する会社が提供している場合がほとんどです!
利用される背景と社会的要因
内定辞退の代行サービスが求められる背景には、採用活動の早期化やスピード感のある内定出しが進む一方で、学生や求職者の意思決定の余裕が少なくなっている点があります。
また、企業側も迅速な意思表示を求める傾向が強くなっており、求職者は心理的なプレッシャーに晒されています。
さらに辞退をする際に、内定者への暴言や強い説得なども影響していることが考えられます。
SNSや口コミの普及により、対応を誤ると自分の評判にも影響が及ぶリスクもあるため、慎重な対応が求められるようにもなっています。
内定辞退を代行サービスへ依頼するメリット6選


「わざわざ内定辞退を依頼する必要ある?」と感じている方も多くいるでしょう。
このサービスを利用することで得られる具体的なメリットは少なくありません。
特に内定辞退が精神的に大きな負担となる方や手続きに慣れていない方にとっては、非常に心強い支援となるのは間違いありません。
- 伝えづらい気持ちを代わりに伝えてくれる
- 手続きが迅速かつ正確に進行する
- 時間と労力を節約できる
- 第三者からの連絡で企業側の態度も変わる
- 専門知識によるリスク管理ができる
- LINEやメールで手軽に申し込める
伝えづらい気持ちを代わりに伝えてくれる
企業に直接「辞退します」と伝えるのは、誰しも緊張するものです。
特に対面や電話でのやり取りが必要となる場合は、かなりの精神的負担になるでしょう。
その点、内定辞退の代行サービスを利用すれば、依頼した時点でご自身が企業とやり取りをすることがなくなります。
対面で企業側の担当者と会う場合には、「しつこく理由を聞かれる」「強い口調で対応される」ケースもあります。



依頼に罪悪感を感じる方もいると思いますが、業者に任せた方がスムーズに完了できるケースも多いです!
手続きが迅速かつ正確に進行する
専門のスタッフが対応することで、企業側とのやり取りもスムーズに進みます。
伝えるべき情報を正しく、丁寧に伝えるスキルを持っているため、トラブルのリスクも最小限に抑えられます。
複雑な手続きでも安心して任せられる点は、大きなメリットです。
時間と労力を節約できる
辞退のための連絡や書類準備には、意外と多くの時間がかかります。
仕事や学業、就職活動で忙しい中、手間のかかる手続きをすべて任せられるのは、大きな利点です。
本来なら辞退のために使うためだった時間を他の大事な準備に集中することができます。



複数社に辞退を伝える場合、時間がかかりそうな企業の分を任せるのもありです!
第三者からの連絡で企業側の態度も変わる
最近は担当者による内定辞退の引き止めや拒否、「いますぐ謝りこい」といった暴言も問題になっています。
特に転職活動中の方に比べ学生など社会人経験が少ない方に関しては、企業側も「説得すれば大丈夫」「少し脅せば入社するだろう」という考えを持っていることも多いです。
しかし、第三者である代行業者からの連絡となれば、思うようにはいきません。



引き止めを考えていた担当者も「業者に依頼するほどとは」と感じれば、すんなりと諦めてくれるはずです!
専門知識によるリスク管理ができる
採用に関わるルールやマナーを理解しているプロが対応するため、万が一のトラブルや誤解も未然に防ぐことができます。
特に、辞退のタイミングや方法を誤ると、今後の就職活動に影響を及ぼすこともあるため、プロの判断を仰ぐことは重要です。
LINEやメールで手軽に申し込める
こういった代行サービスでは、LINEやメールだけで依頼から辞退完了まで済ませることができます。
さらに全国どこからでも依頼でき、24時間対応してくれる会社も多い点もメリットと言えるでしょう。
\22,000円で依頼できる!/
内定辞退を代行サービスへ依頼するデメリット


内定辞退の代行サービスには多くの利点がある一方で、利用にあたってはいくつかのデメリット&注意点もあります。
事前に欠点を知っておくことで、より納得のいく形でサービスを利用することができるでしょう。
費用がかかる
自力で行う場合にはお金はほぼかかりませんが、代行業者に依頼するなら数万円ほどの料金がかかってしまいます。
費用の相場は、【弁護士なら約5万円・民間業者なら約1〜3万円】ほどに設定されています。
転職活動中の社会人なら依頼しやすいかもしれません。



費用面で利用を悩んでいる方は、まずは自分で連絡をしてみて「拒否された」「会って話したいと言われた」などの場合に依頼するのもあり!
紹介された企業だと、印象が悪くなることも・・・
大学の先輩から紹介された、内定をもらった企業に知り合いがいるなどの場合には、その方達との関係がギクシャクする可能性があります。
内定を辞退することは憲法上にある「職業選択の自由」にあたるので、何も罪悪感を感じることはありません。
しかし、内定をもらうにあたって知人に助けてもらった場合は、その方に感謝や謝罪、辞退の理由の3つは伝えた方が良いでしょう。
情報管理に対する不安がある
内定辞退に関する情報は、個人情報や応募履歴など、非常にセンシティブな内容も含みます。
それらを第三者に預けるため、情報の取り扱いが適切かどうかは慎重に確認する必要があります。
プライバシーポリシーやセキュリティ対策についても、事前に確認しておきましょう。
業者選びの難しさがある
内定辞退の代行は増加傾向にあるサービスです。
ですが、その中にはサービス品質に問題がある業者も存在します。
変な業者に依頼してしまえば、「内定先から自分のところに連絡が来る」「大学や知人の印象を悪くする」などの恐れもあります。
信頼性のある業者を見極めるには、実績や口コミなどをしっかりと調べましょう。



安易に選ばず、比較検討することも大事です!
内定辞退の代行サービスを依頼した方が良い人の特徴


メリット・デメリットがあるため、内定辞退の代行サービスは、誰にでも必要なものではありません。
ただ特定の状況にある方にとっては非常に有効です。
「自分が利用すべきかどうか?」を判断するために、どのような人がこのサービスに向いているのかを知っておくことは重要です。
- 自力での内定辞退を断られた人
- 「直接会ってから、、、」と言われている人
- 承諾書や雇用契約書を交わしている人
- 損害賠償など会社側とのトラブルが予想できる人
- 心理的負担を感じやすい人
- コミュニケーションが苦手な人
- 手続きの複雑さに不安を感じる人
- 多忙で手続きに十分な時間が取れない人
自力での内定辞退を断られた人
ご自身で企業側に内定辞退の連絡を入れても「断られる」「拒否された」といった場合には、第三者である代行業者への依頼がオススメです。
内定辞退はご自身の自由で、それを拒否することは企業側は基本的にできません。
ですので、「辞退を拒否してくる場合にはその企業を無視する」という手もあります。



「しつこく携帯に連絡される」などのトラブルも予想できるので、代行業者へ依頼ししっかりと断ってもらう方が良いでしょう!
企業側から「直接会ってから、、、」と言われている人
電話やメールで辞退についての連絡をしても、「辞退については直接会ってから・・・」と返信がある場合には代行サービスの依頼を考えた方が良いです。
企業側からしたら「引き止められる」と考えての行動ですが、辞退する側からすると「気まづい時間を作るだけ」と感じてしまいます。
まだ辞退を迷っている方は呼び出しに応じても良いですが、しっかりと辞退とすると決めている場合には業者から連絡してもらうのも選択の一つです。
内定承諾書や雇用契約書を交わしている人
内定から少しの時間が経っている方は、内定承諾書や雇用契約書(労働契約書)を交わしていることもあるでしょう。
内定承諾書については法的な拘束力がないため、さほど気にする必要はありません。
一方で雇用契約書の場合、サインした時点で労働契約が成立しています。
そのため内定辞退の連絡だけだと、契約違反になり損害賠償請求される可能性もあります。
この場合には『会社と交渉を行う』『通常の退職手続きが必要になる』こともあります。



雇用契約書(労働契約書)を交わしてしまったケースでは、会社との交渉が行える弁護士か労働組合への依頼がベスト!
損害賠償など会社側とのトラブルが予想できる人
面接後に研修などを受けている場合、辞退したことで「研修費を請求する」と脅してくる会社もあります。
これに関しても”ただの脅し”のケースがほとんどです。
ですので、代行業者からの連絡ならすんなりと受け入れることになるでしょう。
注意点としてはこうした代行業者にも種類があり、内定辞退をめぐって企業と業者間での交渉が必要になる時もあります。
この交渉については民間が行うと違法となるので、弁護士か労働組合が運営する代行サービスに依頼するのがオススメです。
内定辞退の代行業務は、退職代行を展開する業者なら対応できる場合が多いです。



ホームページに記載がない場合には無料相談などで問い合わせをしてみると良いでしょう!
心理的負担を感じやすい人
内定辞退は、相手企業への申し訳なさや緊張感から、強いストレスを感じることがあります。
特に真面目で責任感の強い方は、自分で断ること自体に罪悪感を抱きやすい傾向もあります。
代行サービスを利用することで、そうした心理的な負担を軽減し、精神的に余裕を持った判断がしやすくなります。
コミュニケーションが苦手な人
口頭やメールで内定辞退を伝える行為に抵抗を感じる方も少なくありません。
企業側の反応や質問に対して「どう対応すべきか?」に悩んでしまうこともあるでしょう。
内定辞退の代行なら、専門のスタッフが企業とのやり取りを行なってくれるため、余計なストレスから解放されます。
手続きの複雑さに不安を感じる人
内定辞退には、連絡のタイミングや方法、表現など、一定のマナーが求められます。
そうした手続きが難しいと感じる場合には、経験豊富な代行業者のサポートが役立ちます。
確かに「断ることも勉強」という理論は正しいです。



状況によっては、適切な手順でスムーズに進められることで、トラブルを避けられます!
多忙で手続きに十分な時間が取れない人
仕事や就職活動、家庭の事情などで忙しく、内定辞退の連絡に時間を割くことが難しい方もいるでしょう。
そんな時には、代行サービスを利用することで、限られた時間の中でも適切に対応でき、スケジュールに余裕が生まれます。
内定辞退の代行サービスの選び方・ポイント


代行サービスを利用するうえで最も重要なのは、信頼できる業者を見極めることです。
ネット上にある情報を安易に鵜呑みにせず、複数の観点から判断することが、トラブルを避けるうえでの鍵にもなります。
口コミや実績の確認方法
利用者の声は、サービスの実態を知るうえで非常に参考になります。
GoogleレビューやSNS、就職関連の掲示板などで実際の口コミを確認してみましょう。
実績が明確に公開されている業者であれば、信頼性が高いと判断しやすくなります。
良い評価が多数あるかどうかだけでなく、ネガティブな意見にも目を通すことが大切です。



ただし内定辞退の代行は、まだそこまでメジャーなものではないのでレビュー探しには時間もかかります!
契約内容のチェックポイント
契約前には、サービス内容や費用、キャンセル規定、個人情報の取り扱いについてしっかり確認しましょう。
特に曖昧な表現や詳細が記載されていない場合は、後々のトラブルに繋がる可能性があります。
契約書や利用規約をよく読み、不明点があれば事前に質問してクリアにしておくことが重要です。
内定辞退が利用できる代行サービス
内定辞退のみを行っている代行業者はほとんどありません。
ですので本日は退職代行サービスを展開し、その中で内定辞退代行を行っているプロの代行業者をご紹介していきます。
退職代行ネルサポ


退職代行ネルサポ | |
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運営元 | 労働組合 |
料金 | 10,000円(税込) |
即日対応可能 | 可 |
連絡手段 | LINE、メール、電話 |
弁護士監修の民間業者が運営を行っているのがこの「ネルサポート」。
業務範囲としては内定辞退の連絡を伝えるのみにはなってしまいますが、低料金で依頼することが可能です。
また万が一内定辞退できなかった場合でも返金保証があるので安心です。
退職代行のABAYO(アバヨ)


退職代行のABAYO | |
---|---|
運営元 | 民間(弁護士監修) |
料金 | 22,000円(税込) |
即日対応可能 | 可 |
連絡手段 | LINE、メール、電話 |
株式会社アクロサポートが運営する「退職代行のABAYO」。
業界最安値級の22,000円で退職代行や内定辞退代行を依頼できるサービスです。
大手派遣会社とも提携しているので「退職代行で急に辞めることになった!」という状況でもサポートしてもらえます。
トラブルの場合には弁護士の代行サービスもオススメ!


内定先から損害賠償請求などの脅しを受けているなどケースでは、弁護士の代行サービスを選んでも良いかもしれません。
とはいっても、会社側が訴えてくる場合には費用もかかります。
企業としても内定辞退くらいのことで本当に損害賠償請求することはまずないでしょう。
ただ「弁護士」という肩書きは企業にとっても大きなものです。



『弁護士から内定辞退の連絡があれば、すんなりと引き下がる可能性が高い』という点もメリットだと言えます!
\27,500円から弁護士に依頼できる!/
内定辞退の代行サービスについて:まとめ
この記事では、内定辞退の代行サービスの内容から利用するメリット・デメリット、利用すべき人の特徴などについて詳しく解説してきました。
内定辞退の代行サービスは、依頼人に代わって専門業者が企業に内定辞退の連絡をしてくれるサービスです。
こうした辞退の連絡は電話やメールを通じてご自身で伝えるのが一般的です。
しかし「辞退を拒否された」「直接謝罪に来るよう言われている」「承諾書や契約書を交わしてしまった」などのケースではプロへ依頼した方がトラブルを回避できることもあります。
実際に必要だと判断した場合は「業者が企業側と交渉が必要なのか?」を考え、民間・労働組合・弁護士の「どの業者へ依頼するのが良いのか?」もしっかりと選びましょう!
自分の状況に合った判断をするための参考として、ぜひこの記事を役立ててください。