- 上司が嫌いで辞めたい状況で働くリスク
- 上司が嫌いだから辞めたい時の対処法
- 「上司が嫌い」で辞める際の注意点
「高圧的な態度がイヤ!」「毎日怒鳴られてストレスが酷い!」など、社会人の方なら”上司との関係に悩んでいる”という方も多いでしょう。
実際に転職サイト大手のマイナビ転職によると、73%以上の方が「職場に嫌いな上司がいる」と答えています。
『上司が嫌い』という状況は誰にでも起こりえることですが、そのまま放置しておくとあなたに悪影響を及ぼす可能性もあります。
そこで今回は、「上司が嫌い」という状況で働き続けるリスクから、その対処法、退職する際の注意点などについて解説していきます。
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嫌われる上司の特徴(完璧な人間はいない)

嫌いな上司と働くリスクや対処法などをご紹介する前に、まずは「どんな上司が嫌われるのか?」について見ていきましょう。
SNSなどを見ていると、次のような上司が嫌われていることがわかりました。
- 自己中心的(常に自分が正しいと思っている)
- パワハラ・セクハラを行う
- 相手を見て態度を変える
- 部下に対して高圧的
- 手柄を自分のものにする
- 話を聞かない
- 悪口や陰口が酷い
全体的に”部下に理不尽な態度を取る上司が嫌われる傾向がある”ため、上司というより元々の相手の人間性の問題も大きいようです。

ハラスメントについては、健康問題などの深い部分にも関わってくるので『上司が嫌い!』だけでは済みません!
「上司が嫌いで辞めたい」という状況で働く9つのリスク


職場内に嫌いな人や合わない人がいることは、ある程度は割り切るしかありません。
しかし、それが上司となれば働き続けることで、ただの“気分の問題”にとどまらず、心身の健康やキャリアに深刻な影響を与える恐れがあります。
毎日の業務の中で蓄積されるストレスは、目に見えない形であなたの人生に影響を及ぼしていきます。
- 精神的なストレスの増大
- 身体的な健康への影響
- 長期化したメンタルヘルス問題にも
- 生産性の低下
- チームの士気ダウン
- 昇進や昇給にもひびく
- キャリア形成の阻害が
- 退職のタイミングを逃す
- 最悪、休職してしまうことも
精神的なストレスの増大
嫌いな上司と働き続けることで、日々のストレスが増大します。
特に、上司との関係が悪化している場合、ストレスレベルが非常に高くなり、仕事に対するモチベーションや集中力が低下することがあります。
身体的な健康への影響
嫌な上司と毎日顔を合わせる環境は、それだけで強いストレスになり、小さな不満が積もることで、さまざまな身体的への症状が現れることがあります。
よくある症状が【睡眠障害・頭痛・胃腸の不調・心拍数の上昇】などです。
さらに長期間にわたって我慢を続けると、うつ症状や適応障害といった深刻なメンタルヘルスの問題に発展する可能性も出てきます。



体調の異変に気づいた時点で、自分を守るための行動を取ることが大切!
長期化したメンタルヘルス問題にも・・・
嫌な状況に我慢を重ねた結果、心身のバランスを崩してしまう人も少なくありません。
うつ病などで一度体調を崩すと、回復までに時間がかかるだけでなく、休職や退職、再就職にも不安を抱えるようになります。
そうなる前に、自分を守る手段としての選択肢を知っておくことが重要です。
生産性の低下
信頼できない上司のもとでは、自分の努力が報われないという無力感に陥りやすくなります。
その結果、仕事への意欲が失われ、集中力も落ちてしまいます。
業務の質が下がると上司・周囲からの評価も下がり、さらにモチベーションが落ちるという悪循環に陥る恐れもあります。
この状況を放置することで、自分自身の可能性を狭めてしまうことにつながりかねません。
チームの士気ダウン
上司との関係が悪化すると、チーム全体の空気も悪くなっていきます。
例えば、上司に対して不満を持っていることが周囲に伝われば、他のメンバーとの信頼関係にも影響を与える可能性があります。
チームワークが乱れ、全体のパフォーマンスが下がることで、職場全体が働きづらい環境へと変わっていきます。



「嫌な上司と働く」という環境はあなただけでなく、周りにも悪影響を与えるリスクが!
昇進や昇給にもひびく
上司に合わせて顔色ばかりをうかがう職場にいると、ミスを怖がり萎縮してしまうケースも多いです。
「仕事に集中できない」「新しいことに挑戦できない」「仕事に面白みを感じられない」などの状況になり、上司からの評価も上がりません。



同じ職場に居続けても、ご自身の昇進や給料のアップを望めない可能性も高いです!
キャリア形成の阻害
嫌いな上司の元では、新しい業務に挑戦したり、積極的にスキルアップに取り組んだりするモチベーションも失われていきます。
そうなると、将来的に転職活動をするときにもアピールできる実績が残らず、キャリアの停滞を引き起こします。
環境によって自分の成長機会が奪われているのであれば、その状況を早めに見極めることが必要です。
退職のタイミングを逃す
嫌な上司の存在が理由で退職を考えても、適切なタイミングで辞められないことは、結果的にさらに大きなストレスや不満を抱えたまま働き続けることにつながります。
これが長期化すると、転職市場での競争力が低下し、後のキャリア選択が狭まる可能性があります。
最悪、休職してしまうことも・・・
パワハラやセクハラをはじめ、上司からの強いストレスを受け続けるとうつ病などの疾患にかかる方もいます。
一度そういった心の病気にかかると、休職か退職を選ぶことになります。
怪我と違い、心の病気は目に見えづらく治るまでには数ヶ月以上かかることも多いです。



心の限界が来る前に「退職・部署異動」などを使い、原因である上司から離れる方が良いでしょう!
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「上司が嫌いだから辞めたい」時の10個の対処法


「同僚とは気が合う」「仕事自体は楽しい」など、嫌いな上司がいても”即退職”とまではいかないケースも多いです。
そこで嫌いな上司がいる職場での立ち回り方法を10個ご紹介します。
段階を踏んで行動することで、自分にとってより良い選択が見えてくるかもしれません。
- 自己分析で問題点を明確化する
- ある程度は仕事だと割り切る
- 一定の距離を保つ
- 具体的なコミュニケーションを試みる
- 会社で結果を出す
- 社内リソース(同僚・人事)を活用する
- 異動を申し出る
- 記録を残してリスク管理
- 退職し良い環境へ転職する
- 退職代行サービスの検討
自己分析で問題点を明確化する
まずは「なぜ嫌いなのか?」「何がつらいのか?」を冷静に整理しましょう。
感情的にとらえるのではなく、具体的な状況や事例を書き出してみると、自分の中で問題の本質が見えてきます。
さらに原因を明確にすることで、対応策も見えやすくなりますし、自分自身の心の整理にもつながります。
ある程度は仕事だと割り切る
会社の上司であっても”完璧な人間”ではありません。
ですので嫌いな上司がいる方は、まずは「あくまでも仕事の上の関係」と割り切って関わっていくのがベストでしょう。
一定の距離を保つ
合わない上司とは一定の距離を保っていくのも一つの手です。
【報告や指示を受けるとき以外は話さない】など、必要以上に上司と関わらなければストレスが溜まり続けるのを抑えられます。



「しょっちゅう飲みに誘われて困る」という場合は、同僚も誘い2人きりになるのは避けましょう!
具体的なコミュニケーションを試みる
距離を保つのとは反対に、一度、冷静に話し合いの場を持ってみるのもひとつの方法です。
嫌な部分を伝えるのではなく、「こういう場面で困っている」「こうしてもらえると助かる」といった形で、相手に配慮した言い方を心がけることがポイントです。
相手に伝えることで、改善される可能性もゼロではありません。
会社で結果を出す
仕事に没頭し社内で結果を出すのも良い対処法でしょう。
仕事上で結果を出せば、上司だけでなく周囲の同僚からも認めてもらえます。
そうなれば、仮に上司から理不尽な態度を取られていても会社や部署内を味方につけることもできます。
社内リソース(同僚・人事)を活用する
一人で抱え込まず、信頼できる同僚や人事部に相談してみましょう。
問題が深刻であれば、部署異動などの対応をしてもらえるかもしれません。
客観的な第三者の意見を得ることで、自分の立ち位置や状況を冷静に捉えるきっかけにもなります。



ただし、波風を立てたくない場合には、自分だけで答えを出すしかありません!
異動を申し出る
一緒に働くのは無理でも退職は避けたい方は、まずは部署異動を出してみるのもおすすめです。
嫌な上司と同じ空間にいなければ、ご自身へのストレスもかなり減らすことができます。
部署異動でも「席が少しずれるだけ」「上司がいる部署と関わりが深い場所への異動」となると効果は少なくなってしまいます。
その場合には上司より上の役職の人間に相談するか、退職することを考えるしかないでしょう。
記録を残してリスク管理
嫌いな理由がハラスメントからきているなら、万が一のトラブルに備えて、やり取りの証拠を残すことも大切です。
メールやチャットのログ、面談の記録などは後に重要な資料となることもあります。
感情的に動く前に、冷静に記録をとる姿勢が自分を守るカギです。



証拠さえあれば、「会社側や弁護士に相談する」という方法も取れるようになります!
退職し、良い環境へ転職!
「嫌いな上司がいる職場は無理っ」というケースでは、会社を退職し新しい環境を探すのがベストでしょう。
特にメンタル面でかなりダメージがある方は早めの退職がオススメです。
退職代行サービスの検討
どうしても状況が改善せず、精神的にも限界を感じる場合は、退職代行サービスを利用する選択肢もあります。
上司に退職の意思を直接伝えるストレスがなくなることで、気持ちがぐっと楽になるでしょう。
初めて退職代行を利用するなら不安もあるかもしれません。



料金や口コミ、返金対応の有無などをしっかりチェックし、自分に合ったサービスを選ぶことが大切!
職場の嫌いな上司にやってはいけない行動


上司との関係に強いストレスを感じていると、感情的に行動したくなることもあるでしょう。
しかし、短絡的な行動は、あなた自身の不利益を招くだけでなく、今後のキャリアにも悪影響を与えかねません。
感情的な暴言や罵倒
どれだけ不満があっても、「暴言を吐いたり」「怒鳴ったり」するのは絶対に避けるべきです。
相手との関係はさらに悪化し、職場全体の空気も悪くなります。
社会人としての評価も損なわれ、退職時の円満な手続きすら難しくなってしまいます。



「上司側から訴えられる」なんてことになったら大変です!
無断欠勤(バックレ)や遅刻
出社を避けたい気持ちから無断で休む、遅刻を繰り返すといった行為は、懲戒対象になる恐れがあります。
理由がどうであれ、労働契約上の義務を果たさない行動は、社会人としての信頼を大きく損ねます。
やむを得ない事情がある場合は、必ず事前に連絡を入れることが最低限のマナーです。



「もう出勤できない!」場合なら、バックレより退職代行への依頼がベストです!
SNSや社内チャットでの批判
SNSや社内チャットなどに上司の悪口を書くと、それが証拠として残り、後々大きなトラブルに発展することがあります。
匿名だとしても情報は容易に特定されるリスクがあり、名誉毀損や職場での立場の悪化にもつながります。
気持ちを整理したい場合は、信頼できる身近な人に個人的に相談しましょう。
嫌がらせ行為や報復
「物を壊す」「嫌がらせする」ような行動を取るのは、たとえ上司への怒りが原因だとしても重大な問題です。
場合によっては損害賠償や刑事責任が問われることもあり、完全に自分を追い詰める結果になるだけです。
どうしても限界を感じたら、自分ひとりで抱え込まず人事や第三者(弁護士・退職代行)に相談するのが賢明でしょう。



「業務に必要な情報を隠す」「連携を妨害する」などは絶対にNGです!
「上司が嫌い」という理由で辞める際の注意点


「上司が嫌い」という理由で退職する場合、注意しておくポイントが4つあります。
どれも円満退職や転職先をスムーズに見つけるためには重要なポイントになっています。
- 退職するまでトラブルを起こさない
- 本当の退職理由を知られないようにする
- あらかじめ転職先を探しておく
- 引き止めなどトラブルの場合は退職代行
退職するまでトラブルを起こさない
円満退職を目指すなら、会社を辞めるとしても次のような行動は避けましょう。
- 気持ちを態度に出す
- 上司の陰口を言う
- 反論や反撃をする
- 指示と違う勝手な行動を取る
- 「上司が嫌いだから辞める」と周囲には伝える
こうした行動をしてしまえば、上司をはじめ同僚からのご自身の評判にも傷がついてしまいます。



退職する上では、できる限り波風を立てずに乗り切る方がメリットは大きいです!
本当の退職理由を知られないようにする
上司が退職する原因だとしても、転職先にはその理由を伝えない方が良いでしょう。
どんなに酷い上司だったとしても、転職先からすれば「この人は何か悪いことがあればすぐに退職してしまう」と思われてしまいます。
「ステップアップのため」や「やりたい仕事を見つけたため」など、前向きな退職理由を伝えることが重要です。
あらかじめ転職先を探しておく
嫌いな上司から離れるためでも転職先を決めてから辞めた方が良いです。
在職中であれば、転職先にも本当の退職理由を隠して「キャリアアップのため」などを伝えやすい状況になります。
もちろん上司からパワハラやセクハラなどを受けている場合には、体調を崩してしまう前に退職することも考えておきましょう。
引き止めなどトラブルの場合は退職代行へ!
退職の希望を上司や会社に伝えた際に次のようなトラブルにあうケースがあります。
- 引き止め
- 退職の引き伸ばし
- 退職の拒否
- 「損害賠償だ」などの脅迫
- 未払い賃金や退職金を支払わない
- 有給取得を認めない
「以前に退職した人が会社と揉めた」など事前にトラブルが予想できる場合には、退職代行サービスを利用することも考えておきましょう。



退職代行なら一度業者に連絡すれば、会社に出社することなく辞めることが可能です!
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退職代行サービスとは?初めてでも安心な利用ポイント


「退職代行」という言葉にネガティブな印象を持つ人も少なくありません。
ですが、正しく理解すれば非常に有効な手段になります。
特に上司との関係が限界に達している場合には、”自分を守る手段”として有力な選択肢となるでしょう。
サービスの基本的な仕組み
退職代行サービスは、依頼者に代わって退職の意思を会社に伝え、必要な連絡や書類提出などを代行してくれるサービスです。
連絡はすべて業者が行うため、依頼者が上司と直接対話する必要はありません。
心理的な負担が軽減され、トラブルを避けながら退職することができます。
料金体系と費用相場
料金はサービス内容・依頼する業者によって異なりますが、おおよそ約2万〜5万円くらいが相場です。
基本プランに加え、有給消化の交渉や未払い賃金の請求などが含まれる場合は、追加料金が発生することもあります。
料金の安さだけでなく、対応やサポート体制の充実度もチェックしておきましょう。
依頼前に確認する5つのチェック項目
まず確認すべきは、対応範囲です。
「会社への連絡代行のみか?」「退職届の提出や有給交渉まで行ってくれるか?」は業者によって異なります。
【民間なら連絡代行のみ】【労働組合なら有給などの交渉や請求】【弁護士なら法律関係の問題】まで対応してもらえます。
追加費用の有無や利用者の口コミ、実績などの体制も重要なポイントです。



これらをしっかり確認してから依頼すれば、初めてでも安心して任せられます!
退職代行サービス利用の流れ


退職代行の利用にあたっての流れを事前に知っておけば、いざというときにも落ち着いて行動できます。
多くの退職代行サービスでは、次のようなステップで進行していきます。
無料相談から契約まで
最初のステップは、Webフォームや電話での無料相談です。
現在の状況や希望する退職日などを伝え、サービス内容の説明を受けます。
内容に納得できたら契約書を取り交わし、正式に依頼が完了します。



気になる・不安な点については、依頼前に必ず解決しておきましょう!
退職代行の実行
契約が完了すると、すぐに代行業者が会社へ退職の連絡をします。
本人が上司・会社とやり取りする必要はなく、業者の指示に従って退職日を待つだけです。
会社とのやり取りに不安がある人にとって、大きな安心材料になります。



「会社から自分宛に連絡が来た」などの場合は、業者に相談しましょう!
退職後のサポート内容
サービスによっては、退職後の転職支援やメンタルケアのサポートを提供している場合もあります。
退職後に不安を抱えやすい人は、こうしたアフターサポートが充実しているかどうかも確認しておくとよいでしょう。
「辞めたい」と感じたら知っておくべき退職手続き


退職を考えたとき、最初にやるべきことは冷静に手続きを整理することです。
焦りや不安が大きいと行動を誤りやすいため、基本的な流れを把握しておくだけでも安心感が違います。
退職の意思表示の方法
会社の就業規則を確認し、定められた方法で退職の意思を伝えるのが基本です。
一般的には直属の上司に口頭または書面で伝えるケースが多く、退職希望日の1ヵ月前までに申し出るのが通例です。
書面では「退職届」の提出が正式な手続き開始の合図となります。
退職届の提出タイミングと書き方
退職届には「退職日」「氏名」「提出日」といった必要事項を簡潔に記載します。
提出のタイミングは、退職の相談を済ませた後、できるだけ早めに提出することがトラブル回避につながります。
手渡しがベストですが、難しい場合はメールに添付したり郵送で送るなど、証拠が残る形を選びましょう。



ハラスメントを受けている場合などは、直接伝えるのは難しいかもしれません!
退職後の手続き(保険・年金など)
退職した後は、健康保険や年金の切り替えなどの公的手続きが必要になります。
特に健康保険は、退職翌日から14日以内に国民健康保険に切り替えるか、任意継続を選ぶ必要があります。
転職先が決まっていない場合には、離職票が届いたら、ハロワで失業給付の手続きを進めましょう。
上司が嫌いだから辞めたい場合について:まとめ
この記事では、嫌いな上司と働くリスクから対処法、退職の際の注意点などについて解説してきました。
上司との関係性に悩む方は多く、「辞めたい」と感じるのは、決して甘えではありません。
”仕事”と割り切ることで乗り切っていける方もいますが、そのまま働き続けることで悪影響が出てしまう可能性も。
無理に我慢を続けるよりも、冷静に自分を守る行動を取ることの方が、よほど賢明なこともあります。
どうしても直接伝えるのが難しい場合は、退職代行サービスを活用して、新しいスタートを切りましょう!