- 転職活動がバレた場合の影響
- 転職活動がバレる原因
- 転職活動がバレないための対策
転職を考えている方なら、在職中から転職活動を行っている方も多いでしょう。
そこで心配なのが、「転職活動をしているのが周りにバレるのではないか?」ということです。
平均3〜6ヶ月はかかるとされる転職活動ですが、なるべくなら退職を伝えるまでは会社や上司には知られたいないものです。
しかし、”転職活動がバレる原因はご自身にあることが多く”、気をつければ知られる可能性を低くできます。
そこでこの記事では、転職活動がバレてしまう原因から、バレないための対策などについて解説していきます。
転職活動がバレた場合の影響
日本国憲法の第22条に「職業選択の自由」でもあるように、在職中であっても転職活動を行うことは違法ではありません。
しかし、転職活動がバレてしまうと”次のような悪影響をもたらす可能性”もあります。
評価や信頼が下がる
転職活動が会社に知られると、上司や同僚の目に留まり、評価が下がることがあります。
特に、会社から信頼されているポジションにいる場合、その信頼を失う可能性があります。
昇進や昇給に影響が出る
会社側が「この社員は転職を考えている」と捉えると、昇進や昇給の機会が減るかもしれません。
将来的に重要な役職に就ける可能性も薄まる場合があります。
精神的なプレッシャーが増加
職場での態度が変わったり、業務の依頼が減ることもあり、これが精神的なプレッシャーに繋がることがあります。
働きづらさを感じ、ストレスが増大する可能性も高くなるでしょう。
特に『職場で上司とうまくいっていない』『パワハラやセクハラなどを受けている』場合には、バレたことで状況が悪化することも予想できます。
そうなると転職先は決まってもなかなか退職できなくなる可能性も出てきます。
自力での退職が難しい場合「退職代行に依頼する」など、第3者に仲介してもらうことも考えておいた方が良いでしょう!
転職活動がバレる原因7選
退職を考えていても、転職活動をしていることは周囲には知られたくないものです。
しかし、転職先が見つかり上司や同僚に退職を告げると「やっぱり」と言われ、実は転職活動がバレていたケースもめずらしくありません。
転職活動がバレていた原因はご自身によるものの可能性も高いです。
有給や早退・遅刻が増える
頻繁に有給休暇を取ると転職活動をしていると疑われることがあります。
学生時代の就活と違い、転職活動では【欠勤・早退・遅刻】をしないと企業への面接にはいけません。
お盆前や年始など、有給申請を前もって取れているなら怪しまれません。
しかし、「1週間前の急な申請」「月に4回などの偏った申請」を行うと、感の良い上司や同僚は転職活動を疑う可能性は高いです。
上司や同僚への相談した
信頼している上司や同僚に転職の話をしてしまうと、そこから会社や人事にバレてしまうことがあります。
社内では時間に追われ仕事以外の話はできなくても、昼食や飲みの席ではつい気が緩んでしまうことも多いです。
ましてアルコールが入ってしまえば、職場や上司の悪口大会が始まることもめずらしくありません。
転職を考えているなら普段の言動から気を付けていくのをオススメします!
服装が変わる
応募先の都合や仕事と両立する場合には、半休や業務後に面接を入れることもあります。
そうなると、私服やオフィスカジュアルで出社する方は、スーツで出勤することが増え簡単にバレてしまいます。
また、普段からスーツの方の場合はパッと見ではわからないことも多いです。
- いつもより髪型がきちっとしてる
- ネクタイやスーツが新しい
- ピシッとしたシャツを着ている
など、スーツ出社の方でもで気付かれることはあります。
同僚との付き合いが悪くなる
同僚と過ごす時間が減ると、転職活動を疑われることも多いです。
転職活動は応募先の探したり、書類の作成、面接対策などかなりの時間を使います。
いつもなら同僚と昼食をとっていた時間や飲みに行っていた時間を減らさないと仕事との両立は難しいでしょう。
「飲みが減った」など、勘の良い上司や同僚ならすぐにバレることもあるかもしれません!
やる気の減退
転職活動が続くと心と体の疲れも溜まり、「仕事への情熱・やる気が出ない」「顔に覇気がない」ような状態になる時もあるでしょう。
大きな仕事を任されているなど普段よりハードな状況なら良いですが、それ以外の場合では普段から接してきた職場の人間にはすぐに見抜かれてしまいます。
転職活動以外にも、体調不良を心配されることもあります!
転職サイトへの登録
転職活動を行うときに強い味方となってくれる転職サイト。
しかしこういったサイトは便利な反面、ご自身が転職活動を行っていることを会社側に知られてしまうこともあります。
例えば次のような状況です。
- 「会社のパソコンの検索履歴が筒抜けになっていた」
- 「スカウト情報にご自身の情報が入っていた」
- 「会社のアドレスを使ってしまい同僚がメールを読める状態だった」
SNSでの投稿
XやインスタなどのSNSはプライベートな話題を載せることがほとんどなので、そこで転職活動に触れてしまうことがあります。
こうしたSNSは基本誰でも見れる状態になっているので、会社の同僚や上司の中にもこまめにチェックしていたりもします。
個人のSNSとはいえ、転職のことや会社・上司の悪口などは避けるのがベストです!
転職活動がバレないための対策
円満退社や転職活動に集中するためには、活動をバレないようにすることが重要です。
そのために次のような対策を行えば、バレる可能性を低くすることができます。
転職活動について触れない
職場やSNSなどでは「転職」「退職」について触れないようにしましょう。
ご自身が信頼している上司や同僚に一度でも相談してしまうと、そこから社内へバレてしまうこともあるので注意が必要です。
服装にも注意する
服装からバレるのを防ぐには、普段通りの服装で出社することです。
【例えば普段はオフィスカジュアルや私服での勤務の場合】
「駅などのロッカーにスーツや革靴を預けておいて、トイレなどで着替えてから面接に向かう」ような方法でも良いでしょう。
有給など勤怠状況をコントロールする
面接は平日に受けることが多くなるので、月曜や金曜など「休日の前後に取り連休を作るようにする」と怪しまれることを少なくできます。
面接のスケジュールは、現職の勤務時間外に調整しましょう。
特に平日勤務の場合は、昼休みや終業後、土日などを利用して面接を行うと、会社に疑念を持たれるリスクが低くなります。
有給を取る場合も急な申請は控え、遅刻や早退、半休は少なくして1日分の有給を取ると良いでしょう!
転職サイトの使い方にも注意する
転職サイトを利用する場合も会社から借りている端末を使わなければ、誤メールや検索履歴のチェックが避けられます。
またスカウト機能のついた転職サイトでは、職務経歴書内の社名やプロジェクト名などを特定できるような部分は非公開にしておくのがオススメです。
「絶対に転職活動を知られたくない」なら、スカウト機能自体を利用しない設定にしておくと良いでしょう!
普段通りを心がける
仕事と転職活動の両立はかなりハードに感じる方もいるでしょう。
ですが転職活動をバレないためには、仕事中はこれまで通りの対応を心がけるしかありません。
リモートワークは意外とバレない
可能な限りリモートワークを選択し、転職活動を行いましょう。
リモートワークを選択できる会社はまだまだ存在しています。
在宅の場合、【出社する時間もなくなり・昼食もひとり・飲みにいくも減る】といった状態になります。
転職活動の時間も作りやすくなるので、「出社orリモート」が選択できる状態にあればできる限りリモートを選ぶ!
転職活動がバレた場合の対処法
正直に説明する
転職活動がバレた場合、下手に隠そうとするよりも正直に状況を説明した方が良い場合があります。
「キャリアアップのために選択肢を広げたい」など、前向きな理由を伝えることで、理解を得られる可能性が高くなります。
信頼できる上司と相談する
上司や同僚に転職活動がバレた場合は信頼できる人に相談し、事前に話しておくことで、突然の転職活動発覚によるショックを和らげることができます。
これまでの信頼を損ねないためにも、事前のコミュニケーションは重要です。
リスクを見据えた退職準備を進める
転職活動がバレてしまい職場での居心地が悪くなる場合に備え、常に次のステップの準備を進めておくことが大切です。
「新しい職場への内定を早めに確保する」「転職先との交渉を迅速に進める」など、リスクを最小限に抑える手段が求められます。
まとめ
転職活動を行うことは労働者の権利ではありますが、なるべくなら会社や上司には知られたくないものです。
転職活動が現職の会社にバレると、評価や信頼に悪影響を及ぼす可能性があります。
さらにご自身の精神面にも負担が増すかもしれません。
しかし、バレないための対策として、SNSや面接の時間調整に注意し、現職での仕事をしっかりと行うことが重要です。
また、もし転職活動がバレたとしても、前向きな姿勢で説明し、信頼できる人に相談することで職場との関係を悪化させずに転職を進めることが可能になります!
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