- 同僚に直前まで退職を言わない方が良い理由
- すぐに退職を伝えるべき人
- 職場に退職を伝える時期
「スキルアップのため」「不快な職場から脱出するため」など、退職する理由は人それぞれです。
退職することを決心すれば、いつかは上司や同僚に伝えなくてはいけません。
しかし、伝え方によってはこれまでの関係を崩してしまうことも予想でき、「どのタイミングで伝えた方が良い?」「上司以外には言わない方が良い?」といったを疑問を持つ方も多いです。
結論としては、基本的に同僚など周囲には直前まで言わない方が良いです。
そこでこの記事では、同僚に直前まで伝えない方が良い理由、すぐに伝えるべき人、職場に伝える時期などについてを解説していきます。
直前まで同僚には退職を言わない方が良い5つの理由
転職経験がある方なら「退職する時、周囲にはいつ伝えたらいい?」と悩んだことがあるでしょう。
結論としては、『退職を決めてもすぐに言わない方が良いケースが多い』と言えます。
その理由は次のようなものが挙げられます。
報告を上司や会社から止められる場合も
退職することを1番最初に伝える相手は、上司か人事であることがほとんどです。
ですが、その上司から「辞めることを周囲に伝えないように!」と言われることもあります。
というのも、会社側としては”あなたが辞めた後のことも考えていかないといけない”からです。
- 後任選び
- 引き継ぎ体制の構築
- 職場のモチベーション低下を防ぐ
- 退職者の続出を防ぐ
など、上司や人事にはやることが山積みです。
会社のことを考えると「ある程度の目安はつけてから現場の人間に伝えたい」というのは納得できます。
悪い雰囲気を伝染させてしまう
- 残業が多い
- 社員の数が少ない
- 職場に不満を持つ社員が多い
上記のような会社では、従業員が辞めることで他の社員の負担が増えることになります。
そうなると、嫉妬から悪口や嫌味を言われるようになったり、パワハラやセクハラがより酷くなるといった可能性があります。
職場のことを考え「早めに伝えたい」と考えていても、周囲からすると逆効果になる場合もあることは覚えておきましょう!
引き止めにあう
退職の相談や気持ちを会社や上司に伝えてから、実際に辞める日にちが長いほど引き止めにあう機会も増えていきます。
勤務年数の違いあれど、どの会社も1人の従業員を育てるために多くの時間を費やしています。
時間をかけて育てた従業員が辞めてしまうとなれば、引き止められるのもある意味当然です。
一度引き止められ思い直してしまえば、ずるずると辞める機会を失うことも予想できます。
退職する気持ちが強い場合には、最低でも2週間〜1ヶ月前には辞めたい気持ちを伝えると良いでしょう!
退職代行を利用する場合
パワハラやセクハラ、未払い賃金、強引な引き止めなどから脱出するため、退職代行への依頼を考えている場合も周囲に言わない方が良いでしょう。
たとえ相手が仲の良い同僚だったとしても、会社や上司に伝わってしまうとハラスメントや引き止めが強くなったり、退職しないよう脅されることも予想できます。
労働者には退職する権利があります!
転職先や今後について聞かれる
サービス残業や安月給など「今いる環境から脱出したい」という理由から退職する場合、転職先や目標が定まっていないケースもあるでしょう。
こうした場合も退職日のギリギリまで同僚には言わない方が良いでしょう。
世話付きな上司や先輩がいる会社では「転職先はどこ?」「次の仕事が決まってないのに大丈夫か?」などの質問攻めにあうこともあります。
ご自身にとって信頼できる方からの助言ならありがたいのですが、逆の場合にはうんざりするだけです。
【例外】すぐに退職を伝えるべき人
退職する際「同僚にはすぐに言わない方が良い」とお伝えしました。
その一方で”早い段階で伝えた方が良い人”もいます。
特に円満退社を望んでいる場合には重要になってきます。
上司には伝えておく
退職を決めた場合、上司には早い段階で伝えておきましょう。
「これまでお世話になってきた」という意味だけでなく、引き継ぎや後任選びなど退職するまでに協力しなければならない事も多いです。
また状況によっては転職後に取引先になる可能性もあるので、可能ならこれまで築いてきた関係を壊すのは避けるのがベストです。
注意点として、次のようなケースの場合は例え上司でもすぐに言わない方が良いでしょう。
- 退職代行を依頼して退職する
- 上司からハラスメントを受けている
上司との関係がうまくいっていない場合は「状況が悪化する」恐れもあります!
取引先や顧客
「転職先が同じ業界」「プライベートでも仲が良い」などの理由があれば、取引先や顧客の方には早めに退職を伝えたほうが良いでしょう。
こういった方々に退職日ギリギリで伝えてしまうと、信頼関係が崩れる原因になります。
狭い業界内での転職の場合では、ご自身の悪い噂が立ってしまうのも良くありません!
お世話になった先輩や同僚
円満退職や会社を辞めた後も関係を続けたい先輩や同僚がいる場合も、早めに退職を伝えた方が良いです。
職場内の人間関係に悩みを持ち、退職することになる社会人はたくさんいます。
そんな世の中で、「仕事を離れても関係を終わらせたくない方がいるのはかなり運の良いこと」だと言えるでしょう。
退職を言わなくても周囲にはバレていることも多い!
ご自身は退職することをすぐには言わないつもりでも、”周りから見るとバレバレ”の場合もあります。
- デスクやロッカーを片付け始めた
- 有給をちょくちょく取るようになった
- 吹っ切れたように仕事をしている
- 仕事へのやる気が感じられなくなった
辞めることを隠しておきたい方は、普段の行動から気をつけるようにしましょう!
職場に退職を伝える時期
上司へ退職を伝えても、”同僚に報告する具体的な時期”は自分だけでは判断しづらいものです。
ですので円満退職したい方は、上司や会社側に報告時期を委ねることが1番良いでしょう。
一般的に社内に退職が伝わる場合、「自分から伝える」「上司から部署・全体に伝える」のどちらかのケースがほとんどです。
引き継ぎや後任選びといった会社側の都合もあるので、上司や会社と「いつ頃伝えれば良いですか?」などの相談をすると相手側の反応も良くなります。
退職代行の場合には、業者が連絡や交渉を行ってくれるので、上司・会社と直接やり取りをすることはありません!
まとめ
退職することが決まっても、同僚にはすぐ伝えるのは避けた方が良いです。
ですが上司をはじめ、取引先やお世話になった先輩など、今後も付き合っていく可能性がある方には早めに伝えても良いかもしれません。
また同僚に伝える時期については、上司や会社とも相談し、相手側の望むタイミングで退職すること伝えましょう。
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