- ヤバい退職代行業者の特徴
- ヤバい業者を使うリスク
- ヤバい業者を避ける方法
ネットやテレビなどで特集され、”退職代行サービス”の認知度&利用者は年々増え続けています。
退職代行は、自分で言い出せない退職の気持ちを伝えてくれるサービスなことは間違いないでしょう。
しかし、中には「退職代行はやめたおけ!」「ヤバい業者も多い」などの否定的な意見も少なくありません。
この記事では、退職代行がヤバいと言われる理由やヤバい業者の特徴、利用する際の注意点などについて解説していきます。
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退職代行が「ヤバい!」「やめておけ!」と言われる理由8選

退職代行サービスの利用には魅力的なメリットが多い一方で、「本当に大丈夫?」と不安視する声も根強くあります。
この章では、「なぜ“ヤバい”と言われるのか?」の代表的な理由を整理していきます。
- 違法行為のリスク
- サービス品質のばらつき
- 追加費用の不透明さ
- 精神的負担の移譲
- 会社側とのコミュニケーション不足
- 有給休暇取得の保証がない
- トラブル対応の不在
- 口コミ・評判の信頼性の問題
違法行為のリスク
退職代行業者の中には、弁護士資格を持たないまま交渉権限を超えた対応を行うケースがあります(労働組合の場合は団体交渉権を使えば可能)。
その場合、弁護士法違反として業者側が処罰を受ける可能性も否定できません。
結果として、依頼者本人にも余計なトラブルが波及する恐れも。

信頼できる業者かどうかを必ず確認しましょう!
サービス品質のばらつき
業者ごとにプラン内容や対応スピード、フォロー体制が大きく異なります。
安いプランを選んだのは良いけど、「連絡が1週間返ってこない、、、」といったトラブルも。
品質が安定しないと、かえって余計なストレスを抱える結果になることも考えられます。
公式サイトの情報だけでなく、SNSや口コミサイトで実際の対応事例をチェックすることが重要です。
追加費用の不透明さ
「基本料金1万円~」と表示されていても、交渉・請求などで別途請求されるケースがあります(請求額の〇〇%など)。
見積もり段階で総額を明示してくれない業者は要注意です。
依頼後に想定外の請求が来ると、精神的にも金銭的にも大きな負担になります。



必ず契約前に「総額いくらか?」を書面で確認しておきましょう!
精神的負担の移譲
「自分の代わりにすべてやってくれる」一方で、自分で手続きを進めないことで責任感が薄れ、かえって不安が増す人もいます。
自ら行動する過程で得られる安心感や納得感が得られず、後悔につながるケースも。
依頼前に「自分がどこまで代行してほしいのか?」を整理し、業者と役割分担を明確にしておきましょう。
会社側とのコミュニケーション不足
代行業者を介することで、会社側から「直接本人と話をしたい!」と言われる場合があります。
そうなると、代行を依頼した意味が薄れてしまいます。
また、退職日や有給消化について意図したとおりに進まないリスクも増大することも。
可能なら弁護士や労働組合など、会社側と交渉を行える業者を選ぶのがベストです。
有給休暇取得の保証がない
有給休暇の消化は労働者の権利ですが、代行業者によっては「交渉」を正式サービスに含めない場合があります。
交渉ができなければ、結果として有給が消化できずに損をすることになります。
業者選定時には、「交渉対応が可能か?」をきちんと確認しましょう。



民間業者の場合は、基本会社と交渉を行えないため、弁護士・労働組合への依頼が必須!
トラブル対応の不在
退職後に離職票の遅延や未払残業代の請求漏れなど、新たなトラブルが発生することがあります。
依頼後のアフターサポートを設けていない業者だと、問題解決の窓口がなく途方に暮れる可能性も。
トラブル発生時の対応フローや追加費用の有無を契約前に必ず確認しておきましょう。



安心感を重視するなら、フォロー体制が手厚い業者を選ぶ方が良いでしょう!
口コミ・評判の信頼性の問題
ネット上の利用者レビューは、投稿者の主観や業者の意図的な投稿が混在しています。
高評価だけを信じて依頼すると、「実際には対応が雑だった、、、」というケースも珍しくありません。
第三者視点の口コミサイトやSNS、知人の体験談など、多角的に情報を集めることが重要です。
注意!ヤバい退職代行業者の特徴8選


退職代業者のほとんどは違法でも悪徳でもありません。
しかし、最近は参入する企業が増えたことで、中には”ヤバい業者”も存在しています。
その特徴が次の8つです。
- 対応できない業務まで「可能」と書かれている
- 会社概要などの運営元の情報がない
- 「弁護士監修」と書かれているのに名前がない
- 支払い方法が少ない
- 有料オプションがある
- 連絡して1~2時間経っても返信がない
- 公式サイトのデザインが古い
- 口コミが出てこない



一つでも当てはまる業者は大手でもあるため、複数当てはまる場合には注意が必要です!
対応できない業務まで「対応可能!」と書かれている
民間で「退職時に会社と交渉ができる」と書かれているサービスは要注意です。
退職代行サービスには”非弁行為”というものがあります。
簡単に言うと「資格がない者が弁護士の仕事をして金銭をもらうと違法」ということです。
ですので、民間業者が次のような交渉をあなたの勤務先としてしまえば、それは『違法行為』となります。
- 有給取得の交渉
- 未払い賃金の請求・交渉
- 退職金の請求・交渉
- 退職届を代理で作成 など



労働組合に関しては、団体交渉権を使用することで上のような業務も依頼できます!
会社概要などの運営元の情報がない
サービスの公式サイトに会社概要や社名、組合名などが書かれていない代行業者もヤバい企業の可能性があります。
退職代行に限らず、何かのサービスを提供するサイトの場合、ページの右上や1番下などの『サイト上のどかには運営する企業の名前が書かれている』のが普通です。



会社名を隠す理由もありませんし、サイト上に運営会社の名前がないなら「怪しい」と思っても良いでしょう!
「弁護士監修」と書かれているのに名前の記載がない
弁護士監修の退職代行は結構あります。
しかし「弁護士監修」と書かれていても、その人物の名前まで載っていないならそれが事実かは判断できません。



安全性をアピールするつもりでしょうが、弁護士の名前などの具体的なものが書かれていないなら注意した方が良い!
支払い方法が少ない
振込だけでなく、クレジットカードやネット決済が利用できないサービスもあまり良くありません。
ただこれに関しては『対応できない=ヤバい業者』とも言えません。
弁護士が運営する退職代行の中には「支払いは振込だけ」というところも存在するからです。
ですので支払い方法の種類も業者選びの選択肢の一つと考えるのは良いでしょう。
有料オプションがある
「費用は5000円だけ」と書きつつ、同時に高額な有料のオプションがあるような業者は「ヤバいな」と考えてください。
一般的に退職代行の料金は、全て込みの値段で書かれていることがほとんどです。
【問い合わせから相談、退職の代行、転職サポート】を受けても追加料金は発生しません。
特に代行費用が5000円や1万円など、極端に安い場合にはご注意ください。



弁護士の場合には相談料が別でかかったり、未払い賃金などの金銭回収時には追加費用がかかります。
連絡して1~2時間経っても返信がない
営業時間なのに連絡してから1〜2時間も全く連絡が返ってこない業者は、ヤバい業者の可能性があります。
即日対応や即日退職などスピーディーな対応も重要な退職代行において、業者からの連絡の速さも大切です。
退職代行を依頼する人は「業者に頼んで辞めらるかな」「会社から連絡が来たらどうしよう」など、不安な気持ちを抱えているはずです。
何時間も業者と連絡が付かなければ、そのサービスへの信頼感や不信感にも繋がってしまいます。
公式サイトのデザインが古い
LINEやメールでの依頼が中心の退職代行において、公式サイトの存在はかなり重要です。
その公式サイトのデザインが「なんか古くさい、、、」と感じる場合には、その業者への依頼は避けましょう。
最近はそれほど知識がなくても誰でもサイト作成ができる時代ではあります。
しかし『自分の仕事や経歴を左右することもある退職を代行してもらう』会社が、そんなしょぼいデザインを採用しているようじゃ不安しか感じられません。



しっかりとした公式サイトが作られている業者へ依頼しましょう!
口コミが出てこない
SNSなどのネット上に、利用したユーザーの声が全く書かれていないサービスもヤバい業者の可能性が高いです。
今の時代にネット上に口コミがないようなら「その業者が存在しない」ことも予想できます。
業者に依頼するなら、しっかりと口コミがあるサービスを利用する方が安心です。
ただSNS以外のレビューサイトの口コミを確認する際には注意点もあります。
というのも、そういったサイトの運営を代行業者自体が関わっていることもあるからです。



残念ながら「自社のサービスの評価を上げ他社は下げる」ようなサイトも存在します!
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ヤバい退職代行業者を使うリスク


退職代行を依頼しても、ほとんどの人は問題なく会社を辞められます。
ですが上で紹介したヤバい業者に当てはまるサービスを使ってしまうと、次のようなリスクがあることも予想できます。
- 違法行為の可能性
- サービス内容が不透明
- 「退職できない」などのトラブルにあう
- 個人情報の流出
- トラブル解決が難しい
- 辞めた後も安心できない
違法行為の可能性
正式な弁護士資格がない業者が、「退職に関する交渉や金銭のやり取りに介入すると違法となる」可能性があります。
特に、有給の交渉や未払い賃金の請求などは弁護士や労働組合しか行えないため、無資格の業者が介入すると法的な問題が生じるリスクがあります。
サービス内容が不透明
ヤバい業者は契約内容や費用が不明瞭で、後から追加料金を請求されるケースがあります。
事前に明確な見積もりを提示しない業者は信頼性が低く、予期せぬ高額な料金を請求される可能性があります。
「退職できない」などのトラブルにあってしまう
ヤバい業者を避けた方が良い1番の理由は、「使ったことでトラブルにあう可能性が高くなる」からです。
実例としては次のようなものです。
- 会社側が業者を無視して退職できなかった
- 業者が違法行為をしてしまい、料金を払ったのに辞められなかった
- 会社から直接引き止めの電話がきた
- 有給が使えず、退職までの数日会社に行くことになった
- 業者が止めず会社から両親に連絡がいってしまった
知名度や実績のある代行業者なら基本こうしたトラブルにはなりません。



仮に会社とトラブルになったとしても、業者がしっかりと対応してくれます!
個人情報の流出
悪質な業者は、退職者の個人情報を不適切に管理し、流出させる可能性があります。
そのため、プライバシーの侵害や不正利用が発生するリスクが高まります。
トラブル解決が難しい
問題が発生しても、非正規業者は法的なトラブルに対応できないため、依頼者が自分で会社と直接交渉する羽目になることもあります。
信頼できる弁護士に依頼する場合と異なり、法的に強制力のある対応ができないため、問題が長引くことが多いです。
辞めた後も安心できない
ヤバい退職代行を使うと、会社を辞めた後にも不安が残ります。
『会社を辞める』ことはきちんとした業者以外でも可能です。
しかしヤバい業者の場合、辞められることはできてもその後のサポートには関わらないケースも少なくありません。
離職票や源泉徴収票といった大切な書類が会社から送られてこなければ、自分で連絡しないといけなくなってしまいます。
こうした点もきちんとした代行業者なら、退職後のサポートがついているところが多いです。
退職代行サービスの利用で失敗を避ける方法


退職代行を利用することで多くの人がスムーズに退職できています。
ですが、中には「想定と違った」と後悔するケースもゼロではありません。
安心してサービスを利用するために、事前に押さえておくべきポイントを確認しましょう。
- 依頼したい内容はあらかじめ考えておく
- 料金が明確かどうか確認する
- 契約前の条項確認
- 退職後のフォローアップがあるか確認する
- 公式サイトや契約内容をチェックする
- 口コミや知名度のある業者に依頼する
- 無料相談で様子を見るのもアリ
依頼したい内容はあらかじめ考えておく
退職代行業者によって、提供するサポートの範囲は異なります。
単に退職の意思を伝えるだけでなく、有給休暇の取得や離職票の送付など、必要な対応が含まれているかを確認しておきましょう。
特徴 | 料金 | |
---|---|---|
弁護士 | 退職代行・会社との交渉・法律問題まで幅広い業務に対応可能。 | 料金が高めで5万円〜 |
労働組合 | 退職代行・会社との交渉に対応可能。 法律問題は解決できない。 | 料金は約2.5万円ほど |
民間 | 退職代行のみに対応。 会社との交渉や法律問題は解決できない。 | 料金は2万円ほど |
自分の希望する退職形態に業者が対応できるかが、満足度に直結します。
料金が明確かどうか確認する
初期費用だけを見て契約すると、後からオプション料金が発生して「予想以上に高額だった」と感じることがあります。
特に深夜・土日対応や、交渉などがある場合には、別料金になることも多いため、総額を見積もり時にしっかり確認することが重要です。
信頼できる業者は、料金体系を明確に提示しています。
不明瞭な追加料金や不合理に安すぎる料金を設定している業者は避けるべきです。



無料相談などで、事前に詳細な見積もりを出してもらうことが重要です!
契約前の条項確認
契約書や利用規約には、サービス内容だけでなくキャンセル時の対応や返金の可否なども細かく明記されています。
利用を急ぐあまりにこれらを読み飛ばしてしまうと、後でトラブルになることもあります。
すべての条件を確認し、不明点は事前に業者へ確認することでリスクを減らせます。
退職後のフォローアップがあるか確認する
信頼できる代行業者は、退職手続き後のフォローアップ体制が整っています。
離職票の受け取りや未払い賃金の対応など、退職後の手続きをサポートしてくれるか確認しましょう。
公式サイトや契約内容をチェックする
公式サイトで「業者の運営元が明確かどうか」「会社情報が記載されているか」そして契約内容が詳細に説明されているか確認します。
法人名や所在地が不明瞭な業者は避けるべきです。
口コミや知名度のある業者に依頼する
サービスの質を見極めるには、公式サイト以外の情報も活用することが欠かせません。
SNSや掲示板、比較サイトなどを通じて、実際に利用した人の声を確認しましょう。
実績や知名度のある業者なら、ヤバい業者の可能性を排除しやすくなります。
肯定的な意見だけでなく、否定的なレビューにも目を通すことで、より現実に即した判断ができます。



転職活動への配慮などでSNSに退職代行を利用したことを書かないユーザーもいるのでご注意ください!
無料相談で様子を見るのもアリ
実際に依頼する前に退職についての相談をしてみると、その業者の「返信の速度」「利用者に対する丁寧さ」を知ることができます。
ほとんどの退職代行では”最初の相談は無料でできる”ので、利用を迷っている方はまずはそこからスタートしてみると良いでしょう。
\22,000円で依頼できる!/
「こんな人は!」退職代行を利用すべき人の特徴


退職代行はすべての人に必要なサービスではありませんが、特定の状況では大きな助けになります。
ここでは、退職代行の利用を検討すべき人の特徴について解説していきます。
- ハラスメント被害で動けない人
- 即日退職を希望する人
- 交渉や対話が苦手な人
- 精神的・体調的に余裕がない人
パワハラ・セクハラ被害で動けない人
職場でのハラスメントにより精神的に追い詰められている方にとって、退職の意志を直接伝えることは大きなストレスになります。
その点、退職代行を利用すれば、そうした相手と関わらずに手続きを進められるため、自分の心身を守ることにつながります。
法的にもしっかり対応できる業者を選ぶことで、安心して退職に踏み切れます。



特にハラスメントの加害者が直属の上司のことも多いので、退職代行は強い味方に!
即日退職を希望する人
「明日からもう出社できない!」といった切迫した事情がある場合、自分で手続きしている時間的余裕はないかもしれません。
退職代行業者の中には、即日対応を行っているところもあります。
急ぎの退職が必要なときには、迅速に対応してくれる業者の存在が心強い味方となります。
交渉や対話が苦手な人
退職を申し出る際に、上司・会社側からの引き止めや条件交渉がある場合、自分の希望をうまく伝えられないことがあります。
交渉に自信がない人は、経験豊富な代行業者を通じて手続きを進めることで、ストレスなく希望通りの退職を実現しやすくなります。
会社・上司からの引き止めに対応していたら、辞めるタイミングを逃してしまいます。
精神的・体調的に余裕がない人
長時間労働や人間関係のストレスで体調を崩している場合、退職に向けた行動そのものが大きな負担になります。
代行サービスを使えば、会社とのやりとりや交渉を代行してもらえるため、心身の回復に専念できます。
「無理せず、自分を優先する選択肢」としても有効です。



退職に関することを業者に任せることで、転職活動などに集中できるのもメリット!
退職代行サービスの基本と選び方


最後に、初めて退職代行を利用する方向けに、サービス選びのポイントをまとめていきます。
安心して依頼できるよう、比較検討の視点を整理しましょう。
料金プランとサービス内容を比較
相場感の把握のため、複数社の料金プランを一覧にして比較しましょう。
依頼したいサービスの範囲・業者の種類・オプションの有無・返金保証など、自分に合ったサービスを選ぶための材料を揃えましょう。
実績と対応速度を確認
公式サイトに掲載されている累計利用者数や成功実績をチェックしましょう。
とくに急ぎで辞めたい場合は、24時間対応や即日退職(対応)が可能な業者を選ぶと安心です。
アフターサポートの有無
退職後のトラブル(離職票送付遅延、追加交渉など)に備え、アフターサポートがあるか確認しましょう。
追加費用なしでフォローしてくれる業者なら、万が一の時も安心できます。
退職後のサポート体制を重視することで、精神的な負担を減らせます。



無料相談で業者の対応を確認する方法も有効です!
ヤバいと感じる退職代行業者は避ける!
この記事では、退職代行がヤバいと言われる理由やヤバい業者の特徴、利用する際の注意点などについて解説していきます。
退職代行を利用することにはリスクもあり、業者の中にはよくない会社も存在すること事実です。
ですが、【退職代行サービス=ヤバい】と一概に決めつけるには早計です。
利用する場合には正しい知識を持ち、信頼できる業者を選ぶことで、安心して退職するという一歩を踏み出すことができます。
「自分だけでの退職が難しい」と感じたとき、選択肢のひとつとして退職代行を検討することは、決して間違いではありません!