- バックレ(無断退職)するリスク
- バックレと退職代行との違い
- バックレるなら退職代行を依頼すべき理由
社会人として働いている方なら、一度は「すぐに会社を辞めたい!(バックレしたい)」と考えたことがあるのではないでしょうか?
単純に仕事をサボりたい方はもちろん、職場でのいじめや過酷な環境に対応できなかった真面目な方が悩んだ末にこういった行動を起こしてしまうことも少なくありません。
しかし、この「バックレ」と呼ばれる無断退職にはかなりのリスクがあり、実際に行ってしまうとご自身をまずい状況に陥らせてしまう可能性も高いです。
そこでこの記事では、バックレ(無断退職)をするリスクや退職代行を依頼した場合との違いなどついて詳しく解説していきます。
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バックレ(無断退職)する9つのリスク

職場に何の連絡もせず突然出社しなくなる、いわゆる「バックレ」は一時的な逃げ道に感じられるかもしれません。
バックレで会社や嫌な上司、仕事からは解放されますが、多くの問題とリスクも潜んでいます。
自分では簡単に辞めたつもりでも、その後の人生に悪影響を及ぼす可能性もあるため、注意が必要です。
- 職場からの電話が何日も続く
- 家に上司や職場の人間が来る可能性がある
- 企業とのトラブル発生の可能性
- 法的リスクもある
- 懲戒解雇されてしまう恐れも
- 離職票が発行されない
- 社会保険の手続きもできない
- 懲戒解雇されれば転職でも不利に
- 社会的信用の低下
リスク①:職場からの電話が何日も続く
職場へ何の連絡もせず無断欠勤すれば、職場や上司からは連絡が何度もかかってきます。
会社としては事故や病気、事件に巻き込まれている可能性を考えるので当然の処置です。
リスク②:家に上司や職場の人間が来る可能性がある
携帯やパソコンなどで本人と連絡が取れない場合、職場の上司や同僚が自宅まで訪ねてくることもあります。
そこで居留守や対応しなかったりといった状況が続くと、身元保証人になっている両親などにも連絡がいくことになりさらに問題が大きくなってしまいます。
リスク③:企業とのトラブル発生の可能性
バックレ(退職)を一方的に行うことで、企業側とのトラブルに発展することもあります。
例えば、引き継ぎが行われないことで業務に支障が出たり、貸与物(制服やPCなど)の返却がされず、損害賠償を請求されるケースもあります。
これらの問題は、後になって自分の負担として返ってくることが多いため、安易な判断は避けるべきです。
リスク④:法的リスクもある
バックレによって発生する法的リスクは軽視できません。
労働契約に違反したと見なされ、損害賠償請求や訴訟に発展することもあります。
特に、重要なポジションにいた・会社に損害を与えた場合は、より深刻な問題に発展する可能性も高くなってしまいます。
リスク⑤:懲戒解雇されてしまう恐れも
無断欠勤が続くと会社から懲戒解雇(クビ)になる可能性も高いです。
なぜなら、労働基準法20条1項には懲戒解雇についての文面があります。

懲戒解雇になると、「退職金が支給されない・減給される」可能性もあります!
リスク⑥:離職票が発行されない
通常の退職では会社から送られてくる離職票(雇用保険被保険者離職票)。
失業保険を受給したい場合や転職先に提出する際に必要になってくる書類ですが、バックレてしまうと受け取れません。
というのも離職票は退職届を提出していないと発行されません。



離職票がなければ「失業保険の手続きも不可能」「転職先にも怪しまれる」などのリスクも!
リスク⑦:社会保険の手続きもできない
退職日が決まっていない場合、健康保険や厚生年金保険といった社会保険の喪失手続きも行えません。
無断欠勤が2週間以上経過すると会社側が解除してくれる可能性もありますが、そうならないと保険料を支払い続けることになります。
リスク⑧:懲戒解雇されれば転職でも不利に
バックレは、転職活動に大きな影響を与える可能性があります。
履歴書や職務経歴書で説明がつかない空白期間ができたり、前職への問い合わせで無断退職が発覚した場合、採用側に悪い印象を与える恐れがあります。
これは、「信用や責任感が欠如している」と判断される原因になってしまいます。
また、バックレから懲戒解雇になってしまえば、その経歴を隠す必要もあるかもしれません。
ただ、面接で「前職を退職された理由は?」と聞かれた場合に嘘をつけば経歴詐称になります。



無事採用されても転職後に嘘がバレると、最悪の場合、退職を求めらる可能性も!
リスク⑨:社会的信用の低下
一度でもバックレをしてしまうと、その後の社会的信用を失うことがあります。
前職の関係者との縁が切れるだけでなく、噂が広がることもあるため、同業界への転職などが困難になる場合があります。
信用を取り戻すには、相当の努力と時間が必要になります。
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バックレ(無断退職)と退職代行の違い


次の図がバックレ(無断退職)と退職代行を利用した時の違いを表した表です。
バックレ | 退職代行 | |
---|---|---|
懲戒解雇(クビ) | 可能性あり | 可能性なし |
退職金や給料の減額 | 可能性あり | ほぼなし |
上司との会話 | なし | なし |
身元保証人への連絡 | あり | なし |
離職票の発行 | 対応不可 | 対応してもらえる |
社会保険の手続き | 対応不可 | 対応してもらえる |
費用 | なし | 約2~5万円 |
バックレと退職代行サービスでは、職場に顔を出さずに退職できる点では同じです。
しかし、「必要書類が送られてこない」「退職金がもらえない」「親にも迷惑をかける可能性がある」など、”バックレはご自身・ご家族にとってリスクが大きすぎる”と言えます。
退職代行の基本と利用するメリット・デメリット


退職代行サービスは、「自分の代わりに退職の意思を会社に伝え、退職手続きを進めてくれる」サービスです。
会社と直接やり取りをせずに退職できる点が、多くの人に支持され、現在利用者が爆発的に増えています。
利用するメリットとして、まずは精神的なストレスを最小限に抑えられることです。
特に上司との関係に悩んでいる場合や退職を切り出す勇気が持てないときには心強い存在となってくれます。
ただその一方で、業者選びを誤ると、必要なサポートが受けられなかったり、トラブルに巻き込まれる可能性もあるため注意も必要です。
また、サービスを利用する以上は、当然費用がかかる点はデメリットになるかもしれません。



安心して利用するためには、事前にサービス内容や費用を十分に確認し、自分に合った業者を選ぶことが大切です!
バックレるなら退職代行に依頼すべき理由!


バックレ(無断退職)を行ってしまうのは仕事をサボりたい方だけではありません。
- 残業続きで体の限界が来た
- 職場内のいじめやセクハラ、パワハラに耐えられなくなった
- 何度も退職の話をしているのに上司に聞き入れてもらえない
普段は真面目に働かれている方や責任感が強すぎて1人で抱え込んでしまう方が我慢の限界に来て実行することも多いです。
- 法的なリスクを回避できる
- 社会的信用を保てる
- 円満な退職をサポートしてくれる
- 未払いの給与や残業代の回収を支援
- 心理的負担を軽減
退職代行サービスは、バックレのリスクを回避しつつ、円満に退職するための有力な手段の一つです。
法律に基づいた適切な対応が行われるため、安心して任せることができます。
法的なリスクを回避できる
バックレ(無断退職)は、企業との労働契約を一方的に破る行為であり、リスクの部分でご紹介したとおり法的に問題となる場合もあります。
法的な不安が伴う退職手続きも、専門家のサポートを受けることで安心して進めることができます。
弁護士や労務に詳しいスタッフが在籍している退職代行業者であれば、適切な方法で会社に連絡を取ってくれます。



退職に関するトラブルを未然に防ぎながら、自分にとって最も良い形での退職を実現できます!
社会的信用を保てる
バックレは職場や同僚に悪い印象を与えるだけでなく、転職活動にも影響を及ぼす可能性があります。
前職の会社が無断退職の事実を新しい就職先に伝えることがあれば、採用に不利な評価を受けるかもしれません。
退職代行を利用することで正式な手続きを経ての退職になります。



社会的な信用を損なうのを抑えられます!
円満な退職をサポートしてくれる
退職代行を通じて退職すれば、会社とのトラブルを最小限に抑え、穏やかな形で退職できる可能性が高まります。
特に、「職場でのコミュニケーションが難しい」「ハラスメントに悩まされている」場合でも、第三者が仲介することでスムーズに退職の意思を伝えることができます。
未払いの給与や残業代の回収を支援
バックレした場合、企業が給与の支払いを拒否したり、未払いの残業代を請求することが難しくなることがあります。
その点、退職代行を利用すれば、依頼者の権利を守る形で退職手続きを進められます。
心理的負担を軽減
直接退職を伝えることが精神的に辛い場合、退職代行を利用することでその負担を軽減できます。
バックレは一時的な逃げる方法かもしれませんが、その後の連絡や対応にストレスが続くことが多いです。
退職代行は代行業者が手続きを進めてくれます。



依頼者は安心して新たなステップに進むことができます!
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退職代行を選ぶなら労働組合か弁護士へ


退職代行サービスは次の3種類が運営を行っています。
- 民間
- 労働組合
- 弁護士
退職代行を依頼する際に勤務先との退職日や有給取得、退職金などの交渉が必要になることも多いです。
この「会社との交渉」は民間業者が行うと法律違反となるため、退職代行を依頼する時は労働組合か弁護士への依頼をオススメします。
労働組合・弁護士には費用やサービス、対応できる業務を違うので下記の記事も参考になさってください。
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退職後のキャリア対策と次のステップへ進むための心構え


退職はゴールではなく、新たなスタートです。
今後のキャリアを築くためには、前向きな心構えと戦略的な準備が不可欠です。
自分自身を見つめ直す良い機会と捉え、次のステップへと進みましょう。
キャリアアップと転職活動の基本戦略
転職活動を成功させるためには、まず自己分析をしっかりと行い、自分の強みや適性を明確にすることが重要です。
市場のニーズに合ったスキルを身につけることも大切であり、資格取得やスキルアップに取り組むことで、選択肢が広がります。
また、信頼できる転職エージェントの活用や履歴書・職務経歴書のブラッシュアップも効果的です。
前向きな心構えと自己管理のポイント
退職後の生活では、自分自身のペースを大切にしながら、規則正しい生活リズムを保つことが重要です。
不安や焦りに押しつぶされないように、目標を持って日々を過ごすことが、次のチャンスを引き寄せます。
前向きな気持ちを忘れず、自分にできることを一つずつ積み重ねていくことが、長期的な成長につながります。



焦って前職のような会社に入社しては大変です!
退職代行の利用とバックレについて:まとめ
今日はバックレ(無断退職)のリスクや退職代行を使って退職した場合との違いなどをご紹介してきました。
バックレは、過酷な労働環境や嫌な上司・会社から脱出できる手段です。
しかし、バックレには法的リスクや社会的な悪影響があり、安易に行えば将来に大きなダメージを与える恐れもあります。
一方、退職代行サービスを利用すれば、法的なリスクを回避し、円満に退職できます。未払いの給与などの権利を守ることができるため、精神的な負担も軽減されます。
「今すぐ会社を辞めたい」となった場合には、バックレではなく退職代行サービスを利用してきちんと会社を辞めることを考えてみましょう!