- 年功序列のメリット・デメリット
- 年功序列制度のある会社でできる対策
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以前から日本の人事評価制度として主流だった”年功序列制度”。
「なんでパソコンもきちんと使えない上司が高い給料をもらっている?」
「毎日必死で働いているのに、上は意見を聞こうとしない!」
など、特に20〜30代の若手社員にとっては『この制度には意味がない!』といったデメリットを強く感じている方も多いでしょう。
しかし、令和になった現在は、様々な事情から”年功序列制度を廃止する企業”も増えています。
そこでこの記事では、労働者目線で見る年功序列のデメリット・メリット、制度がある会社にいる方ができることなどについて解説していきます。
年功序列制度はどんなシステム?
勤務年数や年齢が上がっていくにつれ、役職や給与も同時に上がっていく年功序列制度。
戦後の高度経済成長期から多くの企業で採用され、主流になってきたシステムです。
- 終身雇用の見直し
- 労働人口の減少
- 働き方の多様化
- 労働者(特に若手)にとってのデメリットの多さ
などが原因で、トヨタやホンダ、パナソニック、ユニクロといったグローバル企業を中心にこの制度を廃止する動きも広がっています。
労働者目線から見る年功序列のデメリット
年功序列が廃止されている原因にはいくつかありますが、その一つは「労働者(特に若手)にとってデメリットが多い」ことです。
会社から評価されづらい
年功序列では、仕事での成果より年齢や社歴が重視されます。
そのため、いくら仕事で結果を出しても「給料が上がらない」「すぐには昇進できない」といった不満が溜まっていきます。
中でも20~30代の若手社員はこの影響を特に強く受けることになるでしょう!
若手がなかなか定着しない
「自分は評価されていない」と感じれば、転職や退職など会社を離れようと考えるのが普通です。
特に仕事で結果を出せている優秀な社員ほど、早いうちに会社に見切りをつけるでしょう。
そうなれば”会社のこれからを担っていく将来の主力を失い”その企業の未来にも影響が出てしまいます。
挑戦する思考やモチベーションが下がる
年齢や社歴が長くなるほど昇進・昇給できるとなれば、仕事で努力や挑戦する社員が少なくなります。
- ここをもっと改善すればさらに良くなりそう
- この新しい事業に挑戦したい
こうした仕事へのモチベーションを上げるチャンスが減れば、会社や人材の成長を妨げてしまいます。
人件費が上がれば会社の将来へも影響が出る
経験豊富なベテラン社員が増えることは良い面もあります。
しかしその反面、ベテラン社員への人件費が増えたことで会社の経営を逼迫させ、若手社員の給与アップは先送りになってしまいます。
会社への不満が強くなれば、結果的に離職率が上がっていくことになります!
生産性の低下
年齢や勤続年数だけが評価基準となると、社員が積極的にスキルアップや成果を出そうとする考えが低下します。
その影響から生産性が落ちるリスクがあります。
このように、年功序列制度には短期的な安定感はあります。
ですが、組織の柔軟性や若手のモチベーションに悪影響を及ぼす可能性がある点がデメリットとして挙げられます。
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労働者目線から見る年功序列のメリット
年功序列は労働者(特に若手)から見るとデメリットも多いですが、当然メリットも存在します。
それが次の3つです。
安心して働き続けられる
- 経験を重ねれば昇給する
- すぐに転職を考える必要がない
こうした長期的に働ける環境は従業員の安心感にもつながります。
家族や家、車といった「人生での大きなお金が発生するタイミング」もコントロールしやすくなる点はメリットです!
新入社員にとっても働きやすい
年功序列制度のある会社では経験豊富な社員も多く、これから仕事を覚えていく新入社員にとって、頼もしい存在になります。
反対に若手中心の会社では、人材育成の流れが整っていないケースもめずらしくありません。
「誰も仕事を教えてくれない、、、」
これでは入ったばかりの新入社員からしたら、「この会社大丈夫?」と心配になってしまいます。
ベテラン社員が多い会社なら社員育成の流れもしっかりと出来上がっているので、スムーズに仕事を覚えていけるでしょう!
社内の雰囲気がピリピリしていない
年功序列に変わって新しく人材評価の基準になりつつある成果主義。
- 社員が成果ばかりを求める
- 評価されない仕事が後回しなる
- 社内の連携が取れなくなる
こうしたデメリットもある成果主義では、社内がギスギスした雰囲気に包まれてしまう可能性もあります。
その点、成果だけを評価しない年功序列なら社員同士の絆も強いものになります。
年功序列制度がある会社でできる5つの対策
今後もグローバル企業やIT企業を中心に、年功序列制度を廃止していく会社は増えていくでしょう。
ここでは現在、年功序列制度がある会社で働く方がやれる対策を3つご紹介していきます。
対策①:自己成長のためのスキルアップ
年功序列の評価が強い会社であっても、自身のスキルを高めることは重要です。
資格取得や研修プログラムへの参加、オンラインコースなどを利用するのがオススメです。
自分の能力を常に向上させることで、転職などのチャンスにも目を向けることができます!
対策②:社内異動やキャリアパスの検討
年功序列制度が厳しい部署に留まるのではなく、別の部署やキャリアパスを検討することも有効です。
社内での異動や新しいプロジェクトに参加することで、より成果主義的な評価を受ける環境を探すことが可能です。
対策③:成果主義の会社に転職する
年功序列の今の環境に不満があるなら、成果主義の会社に転職するのが1番ベストな選択です。
その際の注意点としては、次のような会社は避けると良いでしょう。
- 最近大規模なリストラをした
- 成果主義制度を始めてあまり時間が経っていない
こういった会社は「社内がまだ混乱状態にある」「評価システムが未完成」の場合も多いです。
苦労して転職できても、「なんだこの会社?」となっては意味がありません!
対策④:資産運用を始めてみる
「いきなり転職は不安、、、」という方は資産運用から始めみるのも良いでしょう。
しかし一言で”資産運用”といっても、預金やアンティークコインなどのローリスク・ローリターンのもの。
FXや仮想通貨のようなハイリスク・ハイリターンなどさまざまです。
今のあなたの状況にあったものを選ぶことをオススメします。
対策4:副業に挑戦する
「身近な事から始めてみたい」という場合には、副業に挑戦してみるのも良い方法です。
今人気のあるものとしてはブログやYouTube、せどり、アルバイトなどでしょう。
ブログやYouTubeであれば、身近にあるスマホやパソコンなどを持っていれば簡単に始めることができます。
将来のことも考えて資格やスキルを身につける選択肢もあります!
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年功序列制度がある会社にいるのは危険も多い!
特に若い世代の労働者にとってデメリットが多い年功序列制度。
働き方の多様化によって、この制度を廃止する企業はこれからも増えていくでしょう。
「なんでパソコンも使えない上司が高い給料をもらっているんだ!」
「こっちは毎日必死で働いているのに、上は意見を聞こうとしない!」
などのように年功序列の会社に不満がある方は、成果主義制度のある会社へ転職する道を考えてみるのも良いかもしれません!
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